日本初の背脂ラーメン！燕三条ラーメンの元祖店「杭州飯店」－新潟県

ジャンル＝新潟県のご当地グルメ　地域＝燕市

グルメ王子

背脂ラーメンが誕生した新潟の名店…

新潟県５大ご当地ラーメンの１つである燕背脂ラーメン。日本中で誰もが知る背脂ラーメンの発祥地である燕市の昭和７年から元祖店は、屋台創業「福来亭」の継承店。

「杭州飯店」の背脂ラーメンは、「中華そば」という名の元祖背脂ラーメンです！

燕市「杭州飯店」

新潟県燕市にある「杭州飯店」。１９３３年（昭和８年）創業。日本で初めて背脂ラーメンを提供した元祖店。

戦前から経営している超老舗のラーメン店で、燕背脂ラーメンの元祖店でもあります。中国出身の初代店主徐である徐昌星さんが最初に始めた屋台「福来亭」が「杭州飯店」の前身。

背脂を入れた背景には中国料理が…。元来、中国では豚の脂をスープに入れる風習があったのだそう。

行列必至のランチ時の混雑ぶりは凄く、土日祝日などは、県外からのお客さんも多い。日本ＴＶ『秘密のケンミンSHOW』（２０１５年１２月１７日に放送）など多くのメディアに取り上げられている名店です。

お店の外観もローカル感があって最高…。店内は、中国の飾りものなどなど沢山あって、完全な中華料理店…。店主は、３代目の在日中国人である徐直幸さん。中国の誇りを前面に押している素晴らしい雰囲気も最高です。

客席は、テーブル席が中心で、小上がり席もあり、合計８０席。

駐車場は、５０台。※店舗から数メートル離れた所にあり
電車での来店は、最寄り駅のＪＲ弥彦線「西燕駅」から徒歩７分（約７００ｋｍ）。

「杭州飯店」のメニューは、圧倒的人気の「中華そば」（８５０円）。そして、「チャーシューメン」（１０００円）が定番人気メニューです。

何気に名物だという「餃子」（２個で４００円）や「五目チャーハン」（９００円）、コスパ高い「牛すじ煮込み」（６５０円）、絶品「麻婆豆腐」（９００円）も人気。

お得なメニューでは、『平日のサービス定食』（１１時～１４時）。４種ありますが、元祖背脂ラーメンは絶対に欠かせないので「野菜炒めライス」「麻婆豆腐ライス」セットで６５０円ですが、１００円プラスで半ラーメンがセットに。

お水は、セルフサービスです。

持ち帰りメニュー（テイクアウト）は、「中華そば　※生麺、ペットボトル入りスープ、トッピング」（２人前で１８００円）、ほか各種ラーメン、炒飯や餃子、牛すじ煮込み、野菜炒めなども。※コロナ対策の一環ゆえ中止する可能性も。

※ラーメンは、中華そばにトッピング（チャーシュー、メンマ）を足すもののみ可。カレーそば等は不可

名物の餃子…。少し値段と思うのは気のせいだろうか？！

「餃子８個」（１６００円）「チャーハン」（９００円）。こちらの餃子も「杭州飯店」の名物メニューとして人気で、お客さんの半数近くが注文。

少々値段が高い気もしますが、餃子の大きさ（一般の２倍の大きさ）、中身の具材がびっしり。予算に余裕があれば１度試してみるのもあり。

日本初の背脂ラーメン！リピーター率１００％で、旨いという口コミのみ…

「チャーシュー麺 ※大盛り、玉ねぎ増し」（１２００円）。チャーシュー麺は、１０００円。大盛りで１００円増し、玉ねぎ増しのトッピングが１００円で合計１２００円。

分厚いチャーシュー、生玉ねぎ、メンマ、うどんか？と思わせる自家製麺の極太麺（早朝から仕込む）。ボリューム感が凄い。そして、背脂でカロリー補充。体もホカホカします。肉体労働者の体を回復させてくれます。

背脂が入っているのでガッツリ系でもあり、逆にあっさり食べやすい味わいのスープは、誰もが美味しく味わえるラーメン。これは、元祖だからという事だけでなく、単純に美味しいから人気という理由が伺える。

人気の玉ねぎ増し！背脂と最強コラボで体は完全にホカホカ…（笑）

玉ねぎのトッピングは、お店がおススメするトッピング。背脂に生の玉ねぎ…。もう、体の沸騰が凄いですよね。寒い新潟県ならでは。そして、新陳代謝にも最高です。間違いなく元気になる１杯です。

燕市や三条市は、昔から工場が多く夜遅くまで仕事。夜遅い時間に夜食の出前を注文する事情から冷めない様にと考案された背脂ラーメン。

これ、横浜の吉村家のラーメンと実は同じなんです（吉村家は、工場や長距離ドライバーを思って考案）。人を気遣う優しさが美味しいラーメンを生み出す。日本の背脂ラーメンの元祖の味は人生で１度は味わいたいものですっ。